自然だけが作り出せる海水の中で結晶した塩 韓国の塩田は、黄海に面した900を超える島々にあり、昔から受け継いできた塩製法を今でも守り続けています。黄河は、肥沃な黄土で黄海を埋め尽くし、遠浅で干満の差が激しい干潟を作り出しました。そこでは、おびただしいプランクトンが湧き出るため、魚類や海藻が豊富に生息する豊かな生態系が育まれています。この環境にある塩田は、海水と土から自然のままのミネラルを引き出して塩を作り出します。 塩の結晶は夜できます。夕方、塩田の水面に美しい幾何学模様が広がり、この模様は、暗くなる頃水面にでこぼこした凹凸を作り始めます。これは「塩の華」と呼ばれる塩の結晶でできた薄い皮膜です。「塩の華」は徐々に成長して底に沈み、一辺が5〜8ミリほどのサイコロ状の結晶が生まれ、翌朝、結晶した塩を集めます。塩の粒子を電子顕微鏡で見ると、表面にたくさんの天然のミネラルが付着しているのがわかります。 この一粒一粒の粒子に、生態系の循環が受継いだ生命が必要とするミネラルバランスがあります。 製造元:キパワー株式会社